ローマ教皇ピオ10世は、オルガンの意義
と目的を「オルガンは歌曲を助くべきで、その演奏が歌曲の伴奏、前奏、間奏その他に際して、ただこの楽器の特性を顧慮するに留まらず、真の教会音楽のすべての特性を生かさねばならない。又、場所の荘厳さを表現し、祭式の威厳を感得せしめるハーモニーを現出すべきである」と述べられている。
大阪カテドラルには、荘厳なパイプオルガンが設置されている。オランダのヴェルシュエレン社製(Vershueren)で、2300のパイプを有し、献堂当時は、日本の教会の中でも最大のパイプオルガンだった。